野球は私に選手としての目覚しい経歴と豊かな経済的報酬を得る道を与えてくれた。だが、この仕事の大変さはグラウンドの中だけにとどまらず、また、報酬をもらって終わりということにはならない。多くのスポーツ選手がその才能に対して多額の報酬を受け取るが、残念ながらその大半がお粗末な資産運用のせいで苦しんでいることを私は痛感している。
私は、マスコミをにぎわした総額2億5200万ドルの10年契約にこぎつけたとき、野球を退いた後も長く、健全な資産運用を保証してくれそうな投資手段を探し始めた。富や起業について、また、投資に関する著作や成功者の伝記など、数多くの本を読んでみたが、ドルフ・デ・ルースの Real Estate Riches (邦題・お金持ちになれる「超」不動産投資のすすめ)ほどにやる気を起こさせ、心をとらえる本は他になかった。ドルフは成功を望む人々に対して、不動産投資をわかりやすく、身近なものにしてくれる。まさに不動産界のオールスター選手だ!
私が不動産で手に入りそうなチャンスを見定めようとしていたとき、ジョアン・ミッチェルに会った。親友であり、また、地元の不動産アドバイザーである彼女は、マイアミに数千軒のアパートを所有・運営している。ジョアンは私が小脇に抱えた Real Estate Riches を目ざとく見つけ、同じ本を自分の机から取り出した。そこにはマーカーで線が引かれ、余白にはメモが走り書きされている。やはり彼女にとっても、刺激的な内容だったのだ。成功するための確かな秘訣がこの本には記されている。
私は不動産投資の天才、ドルフ・デ・ルースにどうしても会ってみたいと思った。互いのスケジュールの調整には難航したが、ついにダラスで彼と会うことになった。ドルフは私がバスケットボール選手ではなく野球選手だということに驚き、私の方は彼の気さくな人柄と、私のような初心者相手にも熱意を持って投資戦略を授けようとしていることに驚いた。はっきりとしているのは、グラウンドにいようと不動産投資の場にいようと、人生は数のゲームである、ということだ。ある日は大きく得点できるかもしれないが、別の日にはもしかすると失敗の憂き目に遭う。だが、練習を積み、過ちから学び、常に目標を見すえること、そして何より情熱があれば、数字は有利な方向へと働くようになり、そうして得た成功がさらなる成功を呼ぶだろう。
本書とその著者ドルフ・デ・ルースという貴重なガイドのおかげで、私はニューポート・プロパティ・ベンチャーズという会社を設立しようと決意した。まずは南フロリダの振興地域で、小さなアパートに投資することから始め、他にいくつか収入を生み出す物件を取得していった。努力と決意の甲斐あって、私の事業と資産は現在、驚異的な利益を生み出しながら成長し続けている。ドルフの掲げた原則がしっかりと生きているのだ!
ドルフが情熱家だということは、この本の最初の数ページを読めば明らかだ。直接彼に会ってみると、こうした彼のゲームに対する情熱と意気込みはいよいよ顕著になる。先日、私達はニューヨークで再会し、二度と引退する必要のないこの新たな競技分野で大成功を収めるための原則を、改めて確認したところだ!
この推薦文をよんだヤンキースファンは、「おい、アレックス。不動産投資なんかに手を染めてないで、野球に専念しろよ!それでなくてもプレイオフでは散々なのだから」と思ったかもしれない。確かに、それは一理ある。彼の本業は(今のところ)ベースボールだ。
しかし、引退後の生活を見越して現役時代から資産運用について学ぶことは、遅かれ早かれどの職業に就いても必要なことなのだと思う。いみじくも、彼が上記の推薦文の中で示唆しているように、多くのスポーツ選手がその才能に対して多額の報酬を受け取るが、残念ながらその大半がお粗末な資産運用のせいで苦しんでいるという内容はかなりの部分真実を言い当てているのではないだろうか。
労働の報酬として得られる給料の多寡と、手元の投資資金から得られるリターンの間には残念ながらそこまでの相関関係はない。社会的に成功した人物であっても、投資家としての成功が約束されているわけではない。個人的には、ベッキンガム宮殿などという成金趣味の権化のような自宅を作ってしまうベッカム様よりは、南フロリダの振興地域の小さなアパートに投資することから始めて、不動産投資に関するスキルを身につけようとしているAロッドの方が好感が持てるのだが、皆さんはどう思っただろうか。
と、いうよりも、不動産投資は生涯のライフワークにするに値する興味深い投資行為であると自分は思っている。株もおもしろいけど、不動産にはまた違った醍醐味があるんじゃないだろうか。ぜひとも、将来は不動産投資家として活動したいものだ。というワケで、まあ、まずは投資に関する基礎知識の獲得と投資を実行する上でのマインドを身につけることから学習をはじめることにした。大脳生理学の見地からすると、インプットした知識をアウトプットしていると、より知識が定着・深化していくものなので、自身の観察記録として投資関連のホームページを作るに至った。それが、このページである。
アレックス・ロドリゲスの言葉をもう一度。はっきりとしているのは、グラウンドにいようと不動産投資の場にいようと、人生は数のゲームであるということだ。ある日は大きく得点できるかもしれないが、別の日にはもしかすると失敗の憂き目に遭う。だが、練習を積み、過ちから学び、常に目標を見すえること、そして何より情熱があれば、数字は有利な方向へと働くようになり、そうして得た成功がさらなる成功を呼ぶだろう。そう信じて学び続けようと思う。