投資の世界の保険としてのヘッジを学ぼう

ヘッジとは何か?

より安全に投資をするためには、大きな損失から未然に身を守る防護策が必要であります。投資で損をしない、損を拡大させないために講じる防護策を一般に「ヘッジ」と呼びます。「投資のリスクをヘッジする」などというような言い方を耳にしたことはないでしょうか。つまるところ「ヘッジ」とは、投資の世界で用いる「保険」のこと、と捉えても大筋では構わないでしょう。実社会で車を運転する際には、多くの人は自動車保険をかけると思います。それと同じように、投資の世界でも投資に保険をかけることは可能なのです。



「保険」をかけていないと、どうなるかはご存知のはずですよね。万が一の状況になった場合には、一隻の助け舟すらやってきません。文字通りの裸一貫で、投資の世界に突撃することほど 危険なことはありません。ですが、残念ながらそういう人が大多数のようです。ですから、逆に言えば投資の世界で「保険」の役割を果たす「ヘッジ」をいくつかでも学び、そのヘッジ方法を相場で運用できるよう実践を重ねれば、必要以上の損失に脅えて神経をすり減らすことも、予期しなかった損失に襲われることも劇的に軽減できるでしょう。



ヘッジにはどのようなものがあるのかを知り、その方法を実践して身につけましょう。そうすれば、「あらゆる状況でも儲かる可能性」を有した投資家に一歩近づけるでしょう。むしろ、ヘッジを知らないとどうなるか。「買って、持ち続け、祈る」タイプの投資家から脱皮できません。



気まぐれにその表情を変える相場のうねりの中において、「買って、持ち続け、上がるのを祈る」だけでは、思ったような成果はあがらないしょう。なぜなら、相場のうねりは上げ相場という上げの一方通行だけではなく、下げ相場という下げも確かに存在するからです。



買って、持ち続けているだけでは、自身の大切な運用資金を失ってしまう、そんな危険の中に常に自己資金をさらし続けていることとなんら変わりありません。急落した相場では、持ち続けた株はその価値の多くを失います。逆に多少の下げでも盲目的に怖がって、その都度手仕舞いしていては、その後に起こるかもしれない急騰の相場には必然的に乗れませんよね。



下げ相場で必要以上の損をしてしまう、あるいは上げ相場の頃には既に手持ちの玉を手仕舞いしたあとだったりする・・・。 そんな人は単純にヘッジを知らない、それだけのことで、上記のような結果を招くのではないでしょうか。相場があらゆる方向に動こうとも、思惑とは逆に動こうとも、最小限の損失に止め、さらに言えば利益を出すことも可能とする、それが“ヘッジ”だと言えるのではないでしょうか。そんなことが本当に可能であるならば、ヘッジを学ぶに値する、十分な理由となるはずですよね。



「保険」には多くの種類と効用があるように、ヘッジにも多くの種類と異なる効用があるはずです。実際にヘッジにはどのようなものがあるのか、その概念だけでも考えていきたいと思います。



道具としてのヘッジの分類

「買って、持ち続け、祈る」だけの平均的な投資家には、市場が方向を変えた時、二つの選択肢しかありません。持ち続けて損をするか、売って損をするかのどちらかです。ただ、ヘッジを多少なりとも理解すれば、市場が下がり調子になった時にもお金を儲け、資産を守るという第三の選択肢が存在するでしょう。


では、具体的にヘッジにはどのような種類があるのでしょうか。いくつか挙げてみましょう。ここでは、純粋に相場動向に対応するための道具になにがあるか、そして、その道具を活用することで可能となる売買手法などを考えていきたいと思います。いくつかでも理解すれば、実際の投資活動においての選択肢が増えることとは思います。理論を身につけたら、あとは実践して習得するだけです。理論が万全でも、実際に使えなければ意味はないのですからね。やはり実践がもっとも重要だと個人的には考えていますが・・・。とりあえず、ここでは理論だけで。

道具としてのヘッジ
  • 空売り
  • コールオプション(買付選択権)
  • プットオプション (売付選択権)
  •  
  • ストラドル
  •               
  • その他

その他にも、多くのヘッジがあるとは思いますが、とりあえずこれぐらいを理解していれば十分ではないかとは思います。ヘッジを利用すれば可能となる売買技術もありますが、ヘッジを利用しないまでも、投資を有利にする売買手法もあるのです。では、「投資の世界」で利用できるであろう売買手法をいくつか挙げてみます。

相場を有利に展開するための売買手法 
  • ツナギ売り
  • サヤ取り
  • ナンピン
  • その他

その他にも、売買手法はあるかもしれませんが、とりあえず上の3つぐらいを知っておけば事足りるとは思います。ここではヘッジと売買手法の分類ぐらいにとどめて、それぞれの内容については各論になりますので、別の機会にご紹介しましょう。


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